村一番の怠け者が
枯れた田んぼに水を引いたそうな…
米と水の大切さ
生きる“勇気”と“力”
児童・青少年劇
村一番の怠け者が
枯れた田んぼに水を引いたそうな…
米と水の大切さ
生きる“勇気”と“力”
怠け者の「寝太郎」が村を救う!
人気の民話を劇団ポプラが初のミュージカル化。
三年寝太郎の物語は、これまでにも舞台で演じられたり、アニメーションにもなっ た人気の高い山口県の民話として知られています。
その人気の秘密は、単に昔ばなし風の民話ではなく、山口県の厚狭の里(現在の 山陽小野田市)の史実から生まれた伝承民話であることが見逃せません。そこには、多くの学べることが隠されています。それを楽しいミュージカルの舞台に仕 上げました。
三年寝太郎の生まれた山口県小野田市では「寝太郎祭り」が毎年訪れる春を彩り、 寝太郎を讃える像や公園がつくられています。そして、村の干ばつを救うために つくられたという、堰や水路が残されています。
一人ひとりの小さな力が
大きな力に変わることを
「三年寝太郎」が、これほどまでに市民に愛され、大切にされてきたのでしょう。それは、史実に基づいてうまれたからです。
天保13年(1841)の「風土注進案」の記録の中に「いつも寝てばかりいるので、世人からは寝太郎と呼ばれていましたが、厚峡川に大きな堰を造って流れをひき、美田となした」と記されています。
子供たちに人間は外見で判断しないで本質を見て欲しい。江戸時代の農家の生活の苦しさをミュージカル形式を使いコミカルタッチで表現します。
今日も、日が暮れようとしています。
寝太郎は、働きもせずに寝てばかりです村人たちは、そんななまけ者を「三年寝太郎」と呼んで見下していました。ところで、村にはもう長いこと雨が降っていません。しだいに田んぼの水は涸れ、畑の作物もまったく元気がありません。
この様子では凶作になります。村人は言います「これはきっと、なまけ者の寝太郎のせいじゃ」「神様が罰をくだされたのじゃ」村人たちは寝太郎の家におしかけます。すると寝太郎は、「川を堰止めて、田んぼに水をひこう」しかし。だれも寝太郎の話に耳を貸す者はいません…
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作:丸尾聡
台本・演出:木島恭
音楽:濱田利枝
振付:もたい清美
美術:寺岡崇
照明:神野純市
音響:鶴岡泰三
衣裳:松本真知子
運営・管理:渡邊雅之
制作:町永義男 植木悟 藤波俊諭
デスク:和智利恵子
ディレクター:西村克也
プロデュ―サー:神品信市
企画・制作:株式会社劇団ポプラ
上演時間
90分(休憩10分含む)
公演をご覧いただいた
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