北海道ツアー三日目でございます。

 

こちらの学校の体育館は、少し特殊なステージのつくりをしておりました。

 

サイドの黒幕の吊り方を変えたり、照明を仕込む場所も変えたりして

公演会場によって準備を柔軟に対応していきます。

 

会場が変われば、立ち位置のバランスも変わります。

各種チェックもしっかりと行って本番に臨みます。

 

こちらの学校では、一部の生徒さんを除いて

ほとんどの生徒さんをフロアには集めず

ZOOMを使った映像配信で各教室へライブ中継する形で行われました。

 

こちらの学校では、今まで独自で芸術鑑賞会を行う事が叶わず、

やっと今年度、この文化庁の事業に採択されて楽しみにされていたそうです。

ですが、コロナの感染状況が終息どころか７月８月と拡大していった為、

ギリギリまで実施していいものか悩まれていたそうです。

９月に入り少しずつ感染者数が減少したこと共に、

緊急事態宣言も解除された事で公演を実施する事が出来ました。

 

この「オズの魔法使い」は、主人公のドロシーが

カカシ、ブリキ、ライオンと共に旅をして、様々な事に気づいていく物語。

ライブ中継という内容での上演ではありましたが、観てくれた子供達には

この作品を通して、生きる勇気、人を愛する心、外見に惑わされず

中身が素敵である事の大切さを感じてもらえた事と存じます。

 

カーテンコールでは素敵な花束を頂きました。

フロアで鑑賞してくださった生徒さん、

そして先生方からの温かい拍手に劇団員も感無量でした。

公演の撤収作業を終えて先生方にご挨拶をさせて頂いた際に、

担当の先生そして校長先生より感謝のお言葉を頂きました。

先生方に於かれましても、意義のある公演になりましたことを

劇団員一同、大変嬉しく存じます。

また、別の作品にてお会い出来ます事を心より願っております。

改めまして、この度は公演を実施して頂き誠に有難うございました！